Godox AD200とアクセサリの配光テスト01(物撮り)

東京での出張用に買ったモノブロックストロボ「Godox AD200」。室内での物撮りにも使えるようにハニカムグリッドを探していたところAD-S2が取り回ししやすそうだったので購入してみました。

パッケージ内容

AD-S2は左側のリフレクターで、購入したセットにはソフトディフューザーとカラーフィルターにハニカムグリッドがつきます。

ソフトディフューザーには半透明のクリアフィルターが二枚はまっているのでこれを外してカラーフィルターをとりつけられます。

カラーフィルターを使うような撮影の機会はないので、使うことは無いかもしれません、、

AD-200との組み合わせ

AD200との大きさ比較です。リフレクターは120mmと結構小さいです。

AD-200にAD-S2+ハニカムグリッドをつけたところ。AD-200を発光させていますが、ハニカムグリッドのおかげで光に指向性が生まれているのがわかります。AD-S2は直径が120mmしか無いので一般的な大きさのリフレクターよりも光の拡散は狭くなります。ハニカムグリッドをつけた場合かなりスポット的な配光になるので大きな被写体の場合など使用するシーンを選びます。

配光テスト

以下の組み合わせで簡単にテストしてみます。

①AD200-スピードライトヘッド
②AD200-ベアバルブヘッド
③AD-S17
④AD-S2
⑤AD-S2(ソフトディフューザー)
⑥AD-S2(ハニカムグリッド)

こちらが①②。AD-200の標準の組み合わせ。

ヘッドは右のスピードライトのタイプと左のバルブタイプのものとを交換できます。

こちらが③AD-S17。キノコ型のソフトディフューザー。普段は人を撮影するのに使っています。光がまんべんなく回るのでソフトボックス的に使えます。

それでは実際に撮影して見た様子を。
【テスト】
カメラ:α7iii レンズ:FE 24-70mm F2.8 GM
設定:1/30s f/5.6 ISO200
AD-200出力:1/64
被写体に対してに左45°の角度、距離60cm位の位置から発光

①AD200-スピードライトヘッド

AD-200についてくるスピードライト型のヘッドでは指向性の強い光が生まれます。

②AD200-ベアバルブヘッド

対して、AD-200についてくるバルブ型のヘッドでは指向性が弱く空間全体に光が拡散しています。

③AD-S17

こちらはキノコ型のソフトディフューザーですが②同様に光が拡散しています。

④AD-S2

AD-S2をリフレクターのみで使った場合は、①に比べ光が集約されている一方で落ちる影を見ると①より光は柔らかく回っています。

⑤AD-S2(ソフトディフューザー)

AD-S2とソフトディフューザーでは光量自体は落ちますが光が柔らかくなります。フィルターの色味なのか、若干青くなっているような。

⑥AD-S2(ハニカムグリッド)

AD-S2とハニカムグリッド。スポットライト的に使えます。いろいろなパターンで撮り比べしましたがそもそもこの配光したくて今回SD-S2のセットを購入しました。物撮りレベルでは12センチの小振りなリフレクターで十分そうです。

結果

スピードライトタイプは一番光の回り方が良くない気がしますが、そもそもバウンス前提で考えているので、この光源を直接被写体に当てることはないと思います。

また、拡散して真っ暗になってしまった②③ですが、これまでAD-200はバルブヘッドとAD-S17のキノコ型のディフューザー+アンブレラしか使ってきませんでした。人などを柔らかく撮りたいときなどに適しています。

AD-S2とハニカムグリッドが手に入ったことでスポットライト的な強い光のアプローチ出来るようになります。

AD-200は拡張性が高くアクセサリーも豊富なのでかなり便利です。一般的なモノブロックのように外部電源も不要で、電池容量も必要十分。なおかつ安価。そのうち壁面で配光テストしたいと思います。

こちらは左正面から1灯、背面の壁に向けて1灯、合計2灯で撮影した様子です。


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