Amazonのスマートスピーカー「Echo Studio」を買う

スマートスピーカーの必要性は特に感じていなかったのですが、今年の6月に引っ越してからLDKで音楽を聞く環境がなかったのでダラダラとスピーカーどうしようかと考えていました。小さい子供もいるので大きなアンプとかを設置するのも現実的でないしカウンターに置いてインテリアとして馴染みそうなものということで〈Harman Kardon AURA STUDIO 2〉とか〈SONY グラスサウンドスピーカー LSPX-S2〉がいいなと…

 
そんなときに〈Echo Studio〉が発表されたのもあって、音も良さそうだし、上に挙げた2つよりも安価だし、勢いで買いました。

単品でも売っていますが、スマートホームデバイスであるPhilips Hueのライトが一個おまけで付いた状態で購入可能です。人気で品薄なのかはわからないですが、Echo Studioは2019年12月20日のこの記事執筆時点で2月頃の出荷になっています。 
目次

先にポイント

【購入の決めて】
・音の良いスマートスピーカーが比較的安価で手に入る
・デザインがシンプルでインテリアに違和感のないスピーカーとして最適
・OK、Heyなどのウェイクワードに比べ『アレクサ』は言いやすい

【買ってよかったこと】
・Fire TV 4kとのペアリングが快適
・HuePHILIPSの電球付きで売っているのでスマートホームデバイスの導入にいい
・ストリーミングサービスの出力が快適

【注意】
・音質優先で選ぶなら必ずしも最善の選択ではないかもしれない
 →安いオーディオからのステップアップにはいいかも
・セットアップは楽でいいが、音響調節の自由度は高くない
・複数端末からBluetooth経由で音楽を再生する場合切り替えにはアプリが必要

【総評】
・コストパフォーマンス最高
・音の素人には必要十分な性能
・大きく重たいがインテリアの雰囲気を壊さないデザイン
・スマートホーム化したくなる誘惑

AIアシスタントを導入するならAlexa

スマートスピーカーは言うまでもなくクラウド型AI(AIアシスタント)を搭載したAIスピーカーのことですが、真っ先に思いつくところではGoogleの「Google アシスタント」やAmazonの「Alexa」、Appleの「Siri」などです。これらは音声の聞き取りを開始する言葉=ウェイクワードがあります。
・Google『OK, Google(オーケーグーグル)』
・Amazon『Alexa(アレクサ)』
・Apple『Hey,Siri(ヘイシリ)』
それぞれこのとおりですが、「オーケー」も「ヘイ」も馴染みないですし言葉で言いにくいと感じる人も多いようです。言いにくいとかそういうの抜きにしても長い。なのでAiスピーカーを買うなら呼びかけが一番シンプルなAlexa搭載型で、とはずっと思っていました。

パッケージングと内容物、外観

結構大きな箱です。
【余談】最近Amazonの梱包が良くないみたいなレビューをよく見ますが、外装は結構ひどかったです。梱包は①大きめのダンボール→②Echo Studioがすっぽり入るアマゾンのダンボール→③Echo Studioの箱。写真の③の箱の中にはほとんど緩衝材が無いにも関わらず、この外箱であるダンボールにも①と②の間を埋める緩衝材は一面にしかなく他の面は直接衝撃が伝わるような状態でした。精密機器なのでこれは完全にアウト。

正面のロゴ?部分はニス加工で光沢があります。また商品写真の部分は形状に合わせて盛り上がっています。

裏面はイメージ写真と使えるシーンの紹介。正面向かって右面はスピーカーの仕様、左面は簡単な製品説明が記載されています。
開けると不織布の袋に入っています。重たいです。
内容物は、Echo Studio本体と電源ケーブルにスタートガイドです。
スタートガイドの内容はシンプル。
・各部ボタンの説明
・設置場所の説明
・Alexaアプリに従いながらのセットアップの流れ
・スマートホームデバイスの簡単な導入説明
・その他
基本的には「Alexaアプリを使って設定してね」みたいな感じです。
シンプルな円柱の外観。AppleのHome Podを少し意識してるのかな?最初にスピーカー選びのことを書きましたが、これに決めた理由はスペックに対して比較的安いこと、落ち着いたシンプルでミニマルなデザインの2点。スペック云々とか言いましたが音に関してはただの素人です。【余談】ちなみに仕事場は、一人で仕事をするようになってから父親が使っていたDIATONEのスピーカーを使っています。30年以上前のものですが低音が少し弱いことを除けば気持ちよく音を出してくれています。
下部には向こう側まで覗けるスリットが入っています。これは低音出力を最大化するためのウーファー用開口部だそうです。ちょっと間抜け。
底面の素材は、ゴムで、微妙ですが3点で支えるように足がついています。防振ゴムとかで底面を固定する必要なく、重低音の音割れ?ビリつきも少ないように聞こえます。
ボタンは右から順に。
・アクション※
・音量アップ
・音量ダウン
・マイク オン/オフ
※アクションはAlexaへの呼びかけやセッティングモードの際に押します。
最後に端子。右から
・3.5mm径ステレオミニプラグ/光デジタル入力※
・電源ポート
・microUSBポート
※外部出力ではありません。アクティブスピーカーとして使いましょう。ただケーブル等は付属でないので有線で接続する場合別途購入が必要です。

スペック

サイズ φ175 × 206 mm
重量 3500g
オーディオ構成 5.25インチウーファー(下部)
  2.0インチミッドレンジスピーカー×3(上面左右)
  1.0インチツイーター(前方)
アンプ 最大出力330W
発売日 2019年12月5日
価格 24,980円

下部のウーファーの出力が大きそうなので固い板の上とかに設置するのがいいかもしれません。

セットアップはAlexaアプリで

セットアップにはWi-Fi環境とAlexaアプリが必要です。本体を電源に接続するのと、スマホのBluetoothをオンにした状態でAlexaアプリにログインするとEcho Studioを自動で検出しますので、案内に従いセットアップを進めます。
写真のオレンジの光はセットアップモード。初回に限りセットアップを開始するとEcho Studioが配置場所を分析して最高の音を出力するための「自動音響調整」がはじまります。「Echoの音響を調整します。すこし待っていてください」の音声のあとに調整のためのサウンドが流れます。結構うるさいので設定時は時間帯や環境等に注意が必要。

設置場所の移動と音響調節

初回の設定以降、設置場所を移した場合その場所に合わせて自動で音響を調節するようです。それで調節できるるなら初回起動時のサウンドは演出なんでしょうか。

音響調節に関しての設定はあまりできません。
・3項目のイコライザー〈ベース ミドル トレブル〉
・ステレオ空間エンハンスメントのオンオフ

再起動と工場出荷時へのリセット

Echo Studioには電源ボタンが有りません。
・再起動:直接コンセントの抜き差しで行う
・工場出荷時に戻す:【音量ダウン】【マイク オン/オフ】を20秒間押し続ける

Fire TV stick 4Kと接続してホームシアターを設定

Fire TV stick 4Kをご家庭で使われているならこの設定は必須。Bluetoothでも音声を出力できますが、ホームシアター機能でのペアリングは接続の快適さが段違いです。
Fire TV stick 4Kを起動すると、別の端末でBluetooth接続していても自動で接続を切り替えてくれます。いちいちアプリ開くのは面倒なのでかなり有用です。

こちらの作業もAlexaアプリで行います。
デバイスメニューの右上【+】でポップアップする項目から【オーディオシステムをセットアップ】を選択。その後【ホームシアター】を選び、画面の指示に従って設定します。特に難しいことはありません。

【注意】
4KではないFire TV Stickは非対応です。テレビのある部屋でEcho Studioを買うなら対応機種を選ぶといいと思います。
対応しているFire TV:Fire TV Stick 4K、Fire TV(第3世代)、Fire TV Cube(第2世代)

音質とかファーストインプレッション

先程も書きましたが、音に関してはなんの知識もない素人なので詳しく説明できません。使用環境は22畳程度のLDK。適当にいい点悪い点箇条書きで。
・設定が楽。勝手に最適な調節をしてくれる(詳細な調節は限界あり)
・所詮一台のスピーカーなので正直没入感は感じない
・低音がしっかり響く
・高音が少しシャンシャンして楽曲によっては気になる
・スマートホームハブ内臓で、対応家電のコントロールができる
・Fire TV stick 4Kとのホームシアターでのペアリングが快適
・音質やできることを考えたらコスパはかなり高い
・スマートスピーカーデビューでの満足度は◎

EchoStudioを選ぶポイント

・音の良いスマートスピーカーを比較的安価で欲しい人
・Fire TVを使用している人
・デザインがシンプルでインテリアに違和感のないスピーカーを探している人

・OK、Heyなどのウェイクワードが苦手な人
・スマートホームデバイスの導入を考えている人
・ストリーミングサービスを使っている人

そのうち、スキルや定形アクションのことなども紹介できれば…

付属のHueの電球でスマート家電デビュー

Hueの電球のコントロールにはHueブリッジなるリモコンが必要ですが、Echo Studioがあれば不要です。Echo Studioと一緒に買うとお得で、かなり便利です。呼びかけはもちろんAlexaアプリから遠隔操作が可能で、オンオフの他調光も。

スマート家電には特に興味がなかったのですが、使ってみるとやっぱり便利です。各部屋の照明やエアコン、テレビなどは直ぐにできそうで沼にはまりそうです。電球ついてお得だなと思って買いましたがいい販売戦略ですね。

リビングの照明は特に調光つければよかったと後悔していたので、早々に切り替え予定。e17の電球は(2020年1月時点でおそらく)Philips Hueしか選択肢はなさそうです。


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