SONY Eマウント用レンズのコシナ「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical (コシナ フォクトレンダー マクロ アポランター)」を衝動買い。α7iiiは基本的に85mm1,4GMと24-70mmGMだけで特に不満もなかったのですが、PENTAX DFA50mmMACROを以前売却したこともあり、マクロレンズが欲しくなってしまいました。今年はカメラ・レンズにお金を使いすぎてきたので悩んだのですが。マクロでないと撮れない写真もあると言い聞かせながら。
【特徴】
・マニュアルフォーカス
・ハーフマクロ
・機械絞り
・絞り羽根10枚
パッケージ
パッケージは純正レンズに比べると比較的コンパクトです。モノトーンのカラーリングにレンズの側面図が書かれたシンプルなデザイン。内容物も必要最低限です。
【内容物】
・レンズ本体
・フロントキャップ
・リアキャップ
・レンズフード
・説明書や保証書などの書類
ケースなどはありません。
レンズの性能以外の部分で言えば一番の魅力は総金属製のボディです。レンズフードから銅鏡、ヘリコイドユニットまでアルミでできています。中に詰まったレンズのせいでもありますが、樹脂製のレンズとは違うずっしりとした重みを感じます。
スペック
絞り | F2.0 – 22 |
最短撮影距離 | 0.31m |
最大撮影倍率 | 0.5倍 |
フィルター径 | 67mm |
レンズ構成 | 8群10枚 |
絞り羽 | 10枚 |
サイズ | ø78.0mm x 91.3mm |
重量 | 625g |
注意すべき点は等倍マクロではない点。個人的には寄れる標準レンズのつもりでスナップ用に買いました。それと絞り羽根の枚数が偶数なので、光条の本数が増えすぎず絞ったときの光源が綺麗に撮れそうです。あとは近年の大口径単焦点レンズの例にもれずでかくて重たいです。
フードは外した状態での85mmGMとの比較です。重さとしては200g程度軽いですが、それでもストラップをせずに手で持ち歩いていると疲れてきます。マニュアルフォーカスかつ絞りも機械絞り。一方で手ブレに対応しファーカスアシストも使えるのでシビアなピント合わせもじっくり向き合えます。ただピーキングの機能はあまり正確ではないので頼りすぎないほうがいいです。
外観
装着してみるとバランスは悪くありません。ちなみにフードを付けるとレンズキャップはつけられなくなります。またフードはねじ込み式で、きつくつけすぎると取り外しに苦労します。それとマウントへの取り付けも結構力がいります。
最近のマクロレンズはレンズフードの中で前玉の繰り出しが完結するものが多い気がしますが、こちらは絞りリング含めた先端部分ごと移動します。ただ、前玉はかなり奥まった位置にあるのでフード無しでもレンズを傷つけてしまうような心配はありません。
次回は実写レビューを
ちょっと撮っただけですが、ピント面のシャープさとボケの美しさに惚れ惚れします。
またちょっと絞れば高い解像力にぞくぞくしましす。こうしたレンズだと、より解像度の高いRシリーズもちょっといいなと思ってしまいます。
久しぶりのマニュアルフォーカスレンズで撮っているということをより意識させられる一本。一方で高い解像力やマクロとしての特性など、レンズの魅力を最大限に引き出すにはより高い観察眼や切り口など高い完成と技術が必要だなと痛感します。
次回はもう少し作例を。