購入してから2ヶ月ほど経ちましたが、それほど撮影の機会も多くなく大した作例もありませんが、α7iiiと同時に買った85mmf1.8をレビューしたいと思います。
とりあえずスペックと外観
前回の記事にも記載してますし、公式ページのスペックを見れば済む話ですがスペックは下記の通り。
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 0.8m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 67mm |
レンズ構成 | 8群9枚 |
絞り羽 | 9枚 (円形絞り) |
サイズ | ø78mm x 82mm |
重量 | 371g |
その他の特徴といえば、
・85mmはポートレート定番の中望遠レンズ(焦点距離の長さとf1.8によるボケの表現)
・比較的軽量コンパクトで優れたAF性能(速さ、正確さ、静かさ)
・防塵・防滴に配慮した設計
→GMレンズと違ってマウント部分にシーリングとかは無いので実際の効果は不安
→ちなみに本体もPENTAXの一眼に比べると防塵防滴性能は低そう
・アルミ製の銅鏡
→買って一番満足度が高い部分。個人的にはGMレンズよりデザインは優れていると思う。(機能性省く)
ボケについて
携帯性やAF性能、解像などは他の多くの方のレビュー同様素晴らしく、特にAF性能はPENTAXのシステムに比べると正確さも速さも比較にならないほど快適です。
本題のボケですが、DFA★70-200や★50に比べると今ひとつ。絞っても改善されないレモン型の口径食。5.6くらいで円形になりますがそもそもこの時点でボケは円形というより多角形。さらに開放でのポートレートの際にときに気になるのがぐるぐるボケ。特に背景が木漏れ日や点光源になるような状況だとかなり際立ちます。口径食も好きではないが、ぐるぐるボケはそれ以上に…
ILCE-7M3K, SEL85F18, 1/200s f/2.8 ISO100
f2.8まで絞っての口径食。これくらいのボケの大きさならそこまで気にならないと思いますが、、
ILCE-7M3K, SEL85F18, 1/1600s f/1.8 ISO100
ぐるぐるボケ。オールドレンズでぐるぐるボケを楽しむ人もいると思いますが、個人的には嫌いです。人物の背景がこれになると特に嫌ですね。
口径食もぐるぐるボケもF4くらいから落ち着いてきますがそれでも気になる人には気になるかもしれないレベル。絞ることのほうが多いのであれば良いかもしれませんが、最終的によりよい描写が欲しくなるようなタイプの人であれば、迷わずSEL85F14GMを選ぶべきだと思います。
ファーストインプレッション
人とか
スナップ
ILCE-7M3K, SEL85F18, 1/200s f/4.0 ISO100
ILCE-7M3K, SEL85F18, 1/500s f/4.0 ISO100
ILCE-7M3K, SEL85F18, 1/50s f/5.0 ISO100
まとめ
良いところ
・銅鏡についたフォーカスホールドボタンに機能を割り当てられる(瞳AFとかも)
・総合的な機動性(軽さ・AFの速さ・正確さ)
・高級感のあるシンプルなアルミのボディとそのデザイン
・価格
・ピント面の解像感
気になるところ
・ボケの口径食
・ぐるぐるボケ
α7iii自体も軽いですし、こちらも400g弱なので合わせて1kg程度。かなり軽くて組み合わせとしては最高だと思います。AFも信頼できるのでシャッターチャンスを逃したくないシーンではかなり重宝します。ただシチュエーションによってはボケが気になることもあるのでそこだけ注意。総合的には満足度はかなり高いですが、GMの方がきっと満足できるんだろうなと思ってしまいます。
とりあえずαで中望遠に挑戦という人にはおすすめです。