XF27mm WRが来るまで待てなくて、とりあえずコンパクトな単焦点をつなぎで欲しいと思い、フルサイズ換算35mmの画角のXF23mmF2を導入。この画角は苦手なのでXF35mmF2のほうにもひかれましたが他のマウントの所有レンズや使うシーンを考えて広角よりの標準レンズとして決めました。
仕様
仕様表 | XF23mmF2 R WR |
絞り | F2.0 – 16 |
最短撮影距離 | 0.22m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | 43mm |
レンズ構成 | 6群10枚 |
絞り羽 | 9枚(円形絞り) |
サイズ | ø60.0mm x 51.9mm |
重量 | 180g |
当然ながらフルサイズ用のレンズに比べるとスペックの割に軽くてコンパクトです。最短撮影距離は22cmなのでそこそこよれますし、撮影倍率もフルサイズ換算で0.2倍位なのでテーブルフォトなどにも良さそうです。
名前にあるようにWR(防塵防滴)仕様が嬉しい部分ですが、残念ながらX-E4が防塵防滴に対応していないので現時点では宝の持ち腐れ。
外観
マウント方向から先端に向かって細くなっていく形状。個人的には好きではありません。
前玉の大きさに合わせてこういう形状なのでしょう。銅鏡はピントリングも含め総金属製で上質な仕上がりですが、つるっとしていてこれといった特徴もない。
絞りリングが付いているのはかなり嬉しいポイントです。特にX-E4は本体側の操作ダイヤルが少ないので絞りリングがついたレンズでないと操作性が損なわれます。前面ダイヤルに絞りを割り当てられますが、絞りリングで操作するほうが撮影している醍醐味を味わえます。
ちなみに私は前面ダイヤルはシャッタースピードとISOの2つを切り替えられるように設定していますが、基本は3200のISOオートで固定し、上面のシャッターダイヤルを「A」にしているため前面ダイヤルは触っていません。なのでレンズ側で絞りを決めて後は露出補正ダイヤルで微調整し、シャッタースピードとISOはカメラに任せています。ISO3200までの感度でなるべくSSが1/100秒以下にならないようにしてくれます。
付属のフードをつけた見た目。あまりかっこよくないですね。素材はプラスチック製。
本体が金属製の外装材を使っているせいか手に取ると180gの重量のわりにずっしりとした印象を受けます。
フードをサードパーティにかえる
買う前から決めていたことですが、上述の通りフードが本体に比べてチープなので変えることに。純正からも円形の金属製フードが出ていますがサードパーティのスクエア型フードを購入してみました。
こちらが純正
そしてこちらが購入したフード
どちらもそれなりにいい値段しますが、金属製で質感は上々です。
付属のフードとの比較。
このHaoge LH-X35はしっかりとした質感で重みもそれなり。プラスチッキーな付属フードは軽くコンパクト。実際のフードとしての効果も付属のフードのほうがいいのでしょう。
金属製の銅鏡に金属製のフードでデザインや質感は違和感なく馴染みます。ただ、純正ではないため表面処理が違うせいか、フードはレンズに比べ微妙にマットな質感でそのせいかほんの少しグレーがかかって見えます。注視しないと気にならないレベルですが。
安っぽさはなくしっかりとしたビルドクオリティ。
マウントアダプターとスーパータクマーの組み合わせとの比較。フードを加味しても全長は短くなりました。アダプターの野暮ったいデザインのせいで間延びしてますが、レンズ本体デザインはスーパータクマーのほうが素敵です。距離指標の有無や数字のフォント、リングの形状などが大きく異なります。
X-E4のようなボディにはもう少し全長の短いレンズのほうがデザインのバランスがまとまって見えるし好みです。はやくXF27が来るといいのですが。
とは言えクラシカルにまとまったような気もします。
レリーズボタンを追加
富士フィルムの多くのカメラにはシャッターボタンにネジ穴が空いていて、ここにレリーズボタンをつけられます。やすいのでとりあえずの間隔で買えるのがいいですね。
購入したレリーズボタンは3個セットで、それぞれボタン部分がフラット/凸/凹に加工されています。他にもシルバーとメタリックレッドがラインナップされていました。シルバーでもいい気もしますがすべて黒で統一したくて黒に。
本体のメーカーロゴ、製品ロゴの刻印は白くペイントされていますが、無塗装で黒ならよかったのにと思います。誘惑に負けて黒く塗ってしまうかも。
ここでは凹型をはめて写真を撮ってみていますが、私には凸型が押しやすかったので今は凸型をつけています。
かっこよくなったのかと言うと微妙なところですが、今は満足しています。
使い勝手はまた今度。